園長ブログ
ゴリさんブログ
2019.08.08

連日報道される保育士の虐待問題・・・その影にある原因は❓️

私は、この様な辛く悲しい報道がある度に、子どもたちの悲しい悲鳴が耳に入って来るようで、心が痛みます。

 

この様な保育士の虐待問題は、何故起きるのでしょうか⁉️

 

まず、その当事者である保育士の問題を上げると、保育士としての人格の未熟さが上げられると思います。

 

そもそも、大切なお子様の命と健康、そして将来に関わる重要な仕事を、人生経験の少ない若い保育士が担える訳がなく、ましてや人生で最も重要な時期である、0~2歳児クラスの子どもを見ることは、本当に難しい事ではないかと思うのです。

 

保育士の仕事は、単に子どもが可愛い❤️癒される~等と言った動機で出来る仕事ではないと思います。

 

特に0~2歳児クラスの子どもの担任を任せられた保育士は、子ども一人一人の命だけでなく、その子の人生を背負っていると言う自覚を持ち、責任を担う覚悟を持っていなければならないと思うのです。

 

しかし、急激に増加した待機児童を解消するために、各自治体は急速に認可保育所を作った為、新設の保育所は経験の浅い保育士が多く、0~2歳児クラスの担任を任されているケースも少なくないようです。

 

この様な現状をふまえ、各自治体は保育の質を高めるため、研修を促したり、当杉並区では保育実践の手引きを作り始めました。

 

兼ねてから私は、保育所は保育士ありき‼️であり、保育士の質が保育所を作っていると言い続けていますが、保育士の成長は一朝一夕に出来るものでは無いのです・・・

 

さて、この様な状況の中で、実は保育士の虐待を助長してしまう、影の原因が有るのです。

 

それは・・・実は保護者さんの関わりなのです。

 

虐待をしてしまった保育士の話を聞くと・・・良く耳にするのが、子どもをしつけていたと言う話を聞きます。

 

食事のしつけ(好き嫌いなく食べさせるしつけ、食事中は立ってはいけない、大きな声を出してはいけない、皆が食べ終わるまで立ってはいけないなど)

 

寝かしつけ(全員一斉の寝かしつけ、眠くなくても寝なくてはいけない、騒いでいる子は押さえつけられ、動き回る子は毛布ですまきにされる、途中で起きてもまた寝かしつけられる、起き上がってはいけない、動いてはいけないなど)

 

トイレトレーニング(時間なったらトイレの前に全員整列してようをたす、もようしたら保育士に伝えるなど)

他にも園内・園外保育のしつけ、

歯磨きのしつけ、などなど・・・

 

数え上げたら、きりがないくらいのしつけに、保育士たちは毎日頭を痛めています。

 

しかし・・・これらのしつけをして、子どもたちが育てやすい子どもにしつけられる事を、実は親御さん達が一番望んでいる事が多いのです。

 

逆に・・・しつけがなされなかったりすると、保育士や保育所にクレームが来たりするので、保育所側も保育士に対して、子どもをしつける事を助長してしまう事が有るのです。

 

これらの事は、ほどよいバランスが保たれていれば良いのですが、偏りが激しくなると、虐待と言う問題が生じて仕舞うのだと思います。

 

保育所の指命は、子どもの最善の利益を得られる場所でなければならない事を、保育所も保育士も常に念頭に停めていなければならない‼️

DSC_2067

と、この様な事件が起きる度に思う、今日この頃なのです。

見学予約24時間受け付け中!

事前にお電話かホームページから見学予約をしてください。

その際に気になることや、知りたいことを事前にお知らせいただければ準備してお待ちしております。

03-5357-3580 03-5357-3580

※お電話での受付時間は7:30~19:00となります。

見学予約
24時間一時保育利用